保険は「もしも」に備えるための契約

保険のしくみは「助け合い」

学校からの帰り道でつまずいて転びそうになったり、買い物中にお店にかざられていたお皿を落としそうになってしまったり、家でお湯をわかしているのを忘れて長電話をしてしまったり……毎日の生活を過ごす中で、こんな「ヒヤッ」とした瞬間を経験することはありませんか?

ヒヤッとするだけならいいのですが、もしも転んで骨を折ってしまったら……、もしもお皿をわってしまったら……、もしもボヤがおきてしまったら……。
こんな「もしも」が実際に起こってしまったとき、私たちはまず「なに」が必要になるでしょうか。

いろいろ考えつくかもしれませんが、まず必要となるのはやはり「お金」です。私たちは、このような思いがけない出費がともなう「もしも」と、背中合わせで生活しているといえます。
でも、いつ、どんな形で起きるか分からない「もしも」に一人で備えるのは大変ですし、それ以上にたくさんのお金が必要になることもありますよね。

そこで、たくさんの人が少しずつお金を出し合って、「もしも」のことがおこってしまった仲間にまとまったお金だしてあげる、というもう1つの方法があります。
これが「保険」の助け合いのしくみです。このしくみでは、1人の力でまかなえないお金も、保険に入っている多くの人たちの力でまかなうことができるようになるのです。
保険はこのような「1人はみんなのために、みんなは1人のために」の精神で成り立っています。

どのような種類があるの?

ひとことで「保険」といっても、その種類はたくさんあります。まず、国などによる公的な「社会保険」と、CMなどで目にするような保険会社による「民間保険」とがあります。

このうち民間保険を、何が保険の対象になるかという点からざっくり2つに分けてみましょう。1つは「人」に対する保険で、もう1つは「モノ」に対してかける保険です。

人に対する保険には、私たち人の生命にかかわるものや、病気やケガにかかわるものなどがあります。一方で、モノに対する保険は「家でボヤがおきてしまった」「お店にかざってあったお皿をわってしまった」というようなときに必要なお金を受けとることができるものです。

対象についての分けかた以外に、保険を3つの分野に分けて考えることもできます。
3つの分野とは、「生命保険(第一分野)」「損害保険(第二分野)」「第3分野」をいいます。

●生命保険
人の生死にかかわることが主な内容です。家族の働き手に「もしも」のことがあっても、のこされた家族がお金に困らないように備えておくことなどができます。

●損害保険
災害や事故など偶然おきてしまうことに備えるのが役割です。自動車を運転していて人やモノを傷つけてしまったり、家が火事で焼けてしまったりした場合、その損害にかかる分のお金を受けとることができます。

●第3分野の保険
病気や思いがけない事故にあって、入院や手術が必要になる「もしも」のときに備える「傷害保険」「医療保険」や、がんになったときだけお金を受けとれる「がん保険」というような保険があります。

このように保険には多くの種類があり、私たちの「もしも」にいろんな方向から備えることもできます。

ただし、保険に入るためには保険料を支払うことが必要だったり、途中でやめてしまうとそれまで支払った保険料が返ってこなかったり、手数料がかかることもあります。
保険に入るのも「契約」ですから、その内容や条件などをしっかりと確認し、納得したうえで契約することが大切です。

CHECK POINTCHECK POINT
  • 保険の「助け合い」のしくみを理解し、民間保険の3つの分野についてそれぞれ整理しましょう。

深堀りしてみよう!

生命保険の契約や「クーリング・オフ」について詳しく調べてみましょう。(生命保険文化センターのサイトを見る

損害保険の種類にはどのようなものがあるか、またみなさんや家族が何に備えるための損害保険に入っているか、調べてみましょう。(日本損害保険協会のサイトを見る

用語解説

「支え合いのしくみ、「社会保障制度」」を見る
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保険制度に加入した保険契約者、保険契約にもとづいて保険者(保険会社)に支払う料金のこと。ふつう、年齢や性別、保険内容などにより変わります。
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「契約って何だろう?」を見る
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関連サイト

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