円高・円安ってどういうこと?

円高・円安って何?

海外旅行に行ったことや、行きたいなと思ったことはありますか?日本以外の国に行くためには、パスポートはもちろんのこと、ご飯を食べたりお土産を買ったりするためのお金が必要ですね。
日本で使っているお札や硬貨をそのまま持って行って、海外でも使えるわけではありません。日本で使われているお金は「円」ですが、アメリカなら「USドル」、フランスやイタリアなら「ユーロ」、中国なら「元(げん)」など、国によって使われているお金は異なり、それぞれの国で使われているお金のことを「通貨」といいます。

色々な外貨色々な外貨

たとえば、みなさんがアメリカに旅行に行って買い物をするためには、日本の円をアメリカのUSドルに交換する必要があります。
では、1万円をUSドルに交換したら1万USドルがもらえるのかというと、そうではありません。別の通貨に交換するときには「為替(かわせ)レート」という比率で交換されるのです。
たとえば、為替レートが1ドル=100円だったとします。これは、「1ドルは100円と交換します」という意味ですから、みなさんの1万円は100ドル分のお札や硬貨に交換されます。

この為替レートは常に一定ではなく、「1ドル=90円」や「1ドル=110円」のように変化しています。
みなさんの1万円は、1ドル=90円のときは約111ドル(1万円÷90円)、1ドル=110円のときは約91ドル(1万円÷110円)に交換されることになります。
1ドル=90円のときは1ドル=100円の時に比べて、同じ円でも多くのドルに交換されることから、円の価値が上がったという意味で「円高」といいます。

逆に1ドル=110円の時は1ドル=100円の時に比べて少ないドルにしか交換されないので、円の価値が下がったという意味で「円安」といいます。

このように為替レートが変化する理由として、需要と供給の関係があげられます。
円の人気が上がり他の通貨から円に交換する人が多くなる(需要が多い)と円高になり、円の人気が落ちて円から他の通貨に交換する人が増える(供給が多い)と円安になる、といわれています。

円高・円安による影響は?

では、円高や円安は私たちの生活にとってどのような影響があるでしょうか。
たとえばみなさんがアメリカへ旅行して買い物をするとしましょう。1ドル=100円のとき、1万円は100ドルに交換されますが、円高になって1ドル=90円になると、1万円は約111ドルに交換され、1ドル=100円のときよりも約11ドル分多く買い物ができたり値段の高いものを買ったりすることができます。
逆に円安になって1ドル=110円になると、1万円は約91ドルにしか交換されないので100ドルの買い物ができなくなってしまいます。

円高と円安円高と円安

円高や円安の影響は、海外旅行のときだけではありません。
たとえば、海外で販売されているバッグを輸入している会社の場合、100ドルのバックを1ドル100円で輸入したとすると、日本円で1万円が必要です。1ドル90円の円高になれば、9千円で輸入できることとなり、安く仕入れることができます。
逆に、円安になれば、高い金額を支払わないと輸入できなくなります。

輸入されているのは海外のバッグだけでなく、食料品や石油など日ごろの生活に必要ないろいろなものが海外から輸入されているので、円高や円安は家計に大きな影響があるのです。

CHECK POINTCHECK POINT
  • 円高・円安とはどのようなことか、説明できるようにしましょう。
  • 輸入された商品を買うことを例に、円高・円安が私たちの生活や家計に与える影響について整理しましょう。

深堀りしてみよう!

興味のある国の通貨と円の為替レートの動きについて調べてみましょう。また、なぜそのような動きをしているか考えてみましょう。(大和証券のサイトを見る

用語解説

買いたい人がほしい量のことを「需要(量)」、売りたい人が売りたいと思う量のことを「供給(量)」といい、モノやサービスの価格はこの2つのバランスで決まります。
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外国からモノやサービス、資源などのを買入れることをいいます。
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