身近な税とその役割を知ろう

税って何だろう?

落し物をしたり道に迷ったりしたら、近くの交番で届け出をうけてくれたり、道案内をしてくれたりしますよね。でも、私たちはこのとき交番や警察に手数料を支払っていません。
この費用を負担しているのはいったいだれなのでしょうか?

警察の他にも、消防、学校、下水道、道路など私たちの暮らしになくてはならない公共サービスや施設は、国や地方公共団体が提供していて、その費用は日本に住むみんなで「税」という形で負担しています。
税は、私たちが社会で生活していくために負担する会費のようなものといえますね。

では、もしも税がなかったら、私たちの生活はいったいどうなるでしょうか?
みなさんはもしかしたら学校に通えなくなるかもしれません。公立の学校はもちろん、私立の学校も国から一部お金をもらって成り立っているからです。
他にも、交番や救急車を利用するのが有料になるなど私たちの生活にかかわる重要なことがうまくまわらなくなるかもしれません。税の役割はとても重要です。

このように国にも生活にも欠かせない税ですが、日本国憲法では税金を納めることを国民の義務として定めています。「勤労の義務」「教育の義務」とならんで、「納税(のうぜい)の義務」は国民の3大義務の1つなのです。

税の種類

ひとくちに「税」といっても50以上ものたくさんの種類があります。私たちの身の回りにある主な税を見てみましょう。

■消費税
みなさんにとって一番身近に感じるのがこの消費税ではないでしょうか。私たちはお店で消しゴムを買ったり髪の毛を切ってもらったりしたとき、そのモノやサービスの値段に加えて「消費税」という形で税金を支払っています。
消費税の税率は8%(2016年4月時点)ですから、たとえば1,000円のモノやサービスを買うときに支払う消費税は80円(1,000円×0.08)です。

■所得税・住民税
会社で給料をもらっている人や、自分で商売をして利益を得ている人が納める税金です。1年間の所得に対してかかりますが、パートやアルバイトなどで収入が少ない場合には所得税がかからないこともあります。所得税の税率は所得が多いほど段階的に高くなる累進課税になっていて、公平に税を負担するしくみになっています。
また所得税は国に、住民税は住んでいる都道府県や市区町村に納めます。
最近では「ふるさと納税」という制度も人気ですね。

この他にも、会社(法人)の所得にかかる「法人税」や、ビールなどのお酒を買うときに支払う「酒税(しゅぜい)」、自動車を持っている人にかかる「自動車税」など、たくさんの種類の税があります。

このような税を支払ったり納めたりする私たち国民は納税者として、税に興味をもってその使いみちにも十分関心をもつことが大切かもしれませんね。

CHECK POINTCHECK POINT
  • 税が私たちの生活にとってなぜ大切なのか、理由を説明できるようにしましょう。

深堀りしてみよう!

「ふるさと納税」とはどのような制度なのか、詳しく調べてみましょう。(総務省のサイトを見る

税の種類について詳しく調べてみましょう。また、それぞれの税率は国によっても異なります。法人税を例に比較してみましょう。(国税庁のサイトを見る),(財務省のサイトを見る

用語解説

政府や地方公共団体が、警察や消防などすべての国民が生活をする上で必要不可欠なサービスを提供することをいいます。
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1947年5月3日に施行された日本の憲法のこと。日本国におけるすべての法の基本となる法律です。
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収入(売上)金額からその収入を得るための必要経費を引いたもの。所得の種類は、会社等で働くことでもらう給与所得や、クイズの賞金などの一時所得などに分類されます。
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所得が高ければ高いほど税率が引き上げられる課税方式のこと。所得課税の方式としては世界的にも一般的です。
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自分が選ぶ都道府県、市区町村への「寄付」のこと。ふるさと納税を通じた寄付金額は、自己負担額(2,000円)をのぞいた全額が所得税・住民税からの控除の対象となります。
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関連サイト

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